【シャクナゲ岳・シャクナゲ沼】苔むした岩と沼のぬかるみで何度も転倒、スパッツもスバルの足も泥だらけ
素晴らしい山行だったと思い返すのは、やはり天気に恵まれたときだ。
そして、このシャクナゲ岳には良い思い出がない。つまりは、ガスガスで眺望がなかったということだ。
その日はなぜか、不運の連続。
こんなに悪いことが重なると、よし、また天気の良い日にリベンジだ!という気にもならないものだな。
その日の不運を振り返る。
1.山行中はずっとガスの中を歩き、山頂でももちろんガスの中。眺望は全くなし。ずっと歩いてきたから、ここは確かにシャクナゲ岳なのだけど、標識が立ってなければ、ここはどこ?といった感じだった。
2. 駐車場から山頂まで、ずーーーーっとスズメバチにつきまとわれ、ペースもつかめず早足で前へ前へ。
ゆっくりと写真を撮ったり、お花を観察したりできなかった。
しかも、そのスズメバチだと思っていたのが実は大型のアブだとわかったのが、山頂手前100mあたり。
もう、腹立たしくて、「紛らわしいんだよ、アブの分際で!」と怒鳴りつけてやった。
一見、スズメバチでは?というアブには登りも下りも常につきまとわれ、うっとうしかった。
アブはスバルの背中やお尻にとまって、チクチクやってるらしく、スバルもしきりに気にしていた。
3. 長沼を周る道からどんどんぬかるみ始め、ぐちゃぐちゃぬるぬるぬめぬめどろどろ。
岩は苔むして、滑りやすく、何度も転倒。
スパッツもお尻も泥だらけ。
スバルの足も肘までドロッドロ。
4. 帰り道、ニセコ近辺で美味しいものでも食べて帰ろうと何軒かの店に寄ったものの、すべて定休日。結局、セブンのおにぎりと唐揚げ棒で済ませた。虚しかった。。。
といった感じのダメダメ登山だったが、シャクナゲ沼は感動ものだった。
シャクナゲ沼までは、これまたジメジメしたところを苔むした岩を乗り越え乗り越え下って行くのだが、ここは是非行くべきだ。
花が綺麗に咲いていて、ちょうど少し霧が晴れて沼からシャクナゲ岳を望むことができ、幻想的な風景を楽しむことができた。
シャクナゲ沼があったから、少し救われた山行だった。
以上、ケルピニストの愚痴でした。