我が家はケルピニスト〜オーストラリアンケルピーと山歩き

愛犬スバル(オーストラリアンケルピー♂)の成長と山歩きを楽しむ日々を綴っています。

【イワオヌプリ】犬の嗅覚はすごい!ガスで視界不良も愛犬スバルのガイドで無事下山

3座目はイワオヌプリに行った。

本当は尻別岳に行きたかったのだけど、中山峠を越えて喜茂別に入っても、いつもそこに見えるはずの尻別岳がまるで存在してないかのように山全体が雲の中。
尻別岳に登るならやっぱり山頂から羊蹄山が見える日でないと。

一旦は山登りを諦めて、洞爺湖に遊びに行ったのだけど、ニセコ方面は何となく雲が少ないように見えたので、急遽イワオヌプリに登ることに決めた。

でも、結局のところ、イワオヌプリもガスガスだったけど。。。


7合目あたりくらいまでは視界はそんなに悪くなく、お花も結構咲いていて、楽しませてくれた。

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ツバメオモト、オオカメノキ、ウコンウツギ等、こんなにお花が楽しめるなら、次回はぜひ、ポケットサイズの花図鑑を購入して持って行きたいものだ。


6月のイワオヌプリは雪渓がまだだいぶあって、スバルはとても楽しそうだった。
雪渓はスバルの大好物だ。見つけると一目散にダイブし、背中にゼンマイがついてるように走り回る。ハイテンションスバルを見るのは面白い。

スバルと山歩きをすると、ただ山を登るという楽しみにこういうオマケがついてくる。
だからやめられない。

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天気が天気だったから、登山者は私達以外は1組だけだった。
なのでスバルは思う存分走ることができた。

山頂付近では前後左右が全くわからないほどのガスだったけど、スバルはまるで頂上が見えてるかのように迷うことなく先に進んでくれ、無事、登頂。

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そして下山もスバルを先に行かせ、私達はその後をついて下った。


犬の嗅覚っていうのはすごいものだ。視覚が全くあてにならない時でも、この嗅覚があれば確信をもって前に進めるんだな。
スバルを今日から『登山道見分ける犬』と呼ぶことにしよう。


スバルが一緒で心強かった。

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【オロフレ山】雪渓ではしゃぐオーストラリアンケルピー・スバルの意外な弱点

スバルとの登山、2座目はオロフレ山だった。

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オロフレ山はシラネアオイや、ショウジョウバカマチングルマなど高山植物の宝庫で6月に入るとかなりの登山者で賑わうようだけど、まだ5月なので、スバルをフリーにしてマイペースに登ることができた。
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最高の天気に恵まれて、羊蹄山もくっきりと見え、その向こうのニセコ連峰。それから、ホロホロ山と徳舜瞥岳、反対側には洞爺湖や海。とにかく景色が素晴らしかった。
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スバルは山頂に残る雪渓でハイテンションで走り回り、久しぶりの雪の感触を楽しんでた様子。
この姿を見られたのも嬉しかった。
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山ではスバルはとてつもない身体能力を発揮する。到底登れないだろうと思う岩もピョンと軽々上がるし、下りのスピードは半端じゃない。

ケルピー恐るべし。


ただ、その日はスバルの弱点もわかった。
それは暑さだ。
オーストラリアンの遺伝子をもちながら、なぜ?と思ってしまうが。
特にスバルのような黒っぽい毛の子は太陽の熱を吸収しやすい。それに加えてスバル場合はアンダーコートも少ない。
アンダーコートは保温とともに、断熱材の役目も果たす。それが少ないとなればやはり遮熱する服を着せるなどの対策が今後は必要だろう。




【黒松内岳】四輪駆動の愛犬スバルは急な傾斜もへっちゃら

初めてのパパ、ママ、スバル、家族そろっての登山は黒松内岳。

スバルは2度目の登山だけど、水を背負って登るのは初。
リュックの中には左右に500㏄ずつ、計1リットルの水が入ってる。それは、スバル専用の水だ。

ちゃんと頂上までたどり着けるかな!?


スバルはやはり1㎏の負荷があるのも物ともせず、ガンガン登って行き、案の定バテバテだったのは私達の方だった。
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黒松内岳は尾根から頂上への最後の登りはロープが張られた急登。
手と足を使って登っていく。
スバルはそんな急登はへっちゃらでグングン登っていった。

登ってる最中、この急な傾斜をどうやって下るんだろうと、とても不安だったけど、そんな心配もどこ吹く風。
スバルはものすごいスピードでガンガン下っていった。
四駆ってすごいのね。
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頂上では羊蹄山まで見ることができ、海も見えて、最高の気分。
10年前に山に登っていた頃の感覚が甦ってきた。
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たくましいスバル。
これからどんどん山に登ろう!

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【イチャンコッペ山】愛犬スバル、初のピークハント!支笏湖を望むイチャンコッペ山の雪渓で大はしゃぎ

前回の林道ウォークで10年振りに登山靴を履いたら、ソールがべろっと剥がれてしまった。
まぁ、考えてみれば10年間も放ったらかしにしてたんだから、劣化してるのも当然。
放ったらかしてなくても、10年前の登山靴は使えないよな。

新しい登山靴を買いに行かなきゃともたもたしているうちに、その日は突然やってきた。


登山を趣味としている妹夫婦が日曜日に山に行くからスバルも連れて行こうかと声をかけてくれた。
土日は私達は仕事が忙しく、なかなかスバルに十分な運動をさせてあげられないことが多いので願ったり叶ったり。

先日の林道ウォークの様子なら、私達がいなくてもスバルは大丈夫だろうし、何よりスバルは妹夫婦が好きで好きでたまらないから。
喜んでお願いすることにした。


目指すは支笏湖を望むイチャンコッペ山。
スバルは妹夫婦について楽しそうに登ったようだ。
そして、人とすれ違うことのないところまで来て、フリーにしてもらい、雪渓ではしゃいで走り回ったという。
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いい経験をさせてもらったな。

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山を下りてくると、スバルはさっと自分のケージに入ったという。
なんて賢い子なんだと妹夫婦が感激してケージを覗くと、そこには往きに吐いた自分のゲロをムシャムシャと食べているスバルの姿があった…
という落ちまでついた。



【神威岳】愛犬スバルと林道散策。鳥のさえずりに川の流れ、マイナスイオンでリフレッシュ!

以前は山によく行っていた。
休日毎にテントを持って道内あちこち回り、山に登る。そういう生活を何年も楽しんでいたけど、10年程前に色々な事が原因でやめてしまっていた。

けれども、牧羊犬のケルピーには相当な運動が必要だと覚悟してスバルを迎えたので、山登りの再開は自然な流れだったかもしれない。



スバルにとって山に登ることなんて朝飯前なのだけど、10年のブランクがある私達にとってはウォーミングアップ期間を設けたいところ。

まずはピークハントではなく林道ウォークに出かけることにした。
神威岳に向かう林道だ。

久しぶりに歩く林道は昔の感覚を呼び起こし、鳥の鳴き声や川の流れ、すべてが心地よく、そしてそこに楽しそうに走り回るスバルがいる。

決して離れず、呼べばかならず傍に寄り添い付いて歩く。
この感じ。素晴らしい。
ノーリードで何の不安もない。
牧羊犬のDNAなのだろうか。

たまに人とすれ違うことがあっても、唸らず、吠えず、また愛想を振りまくということもしない。
ただ黙って見ている。
スバルの性格によるところもあるのだろうけど、ケルピーやボーダーコリーという牧羊犬は山登りに向いていると思う。
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ラブラドールレトリーバーゴールデンレトリーバーも運動量は豊富だし、まず吠えない。そして人に対してものすごくフレンドリーなのですれ違う人に威圧感を与えない。むしろ微笑ましいと思うだろう。一緒に山を登るにはこちらの方が最も向いている犬種かな。

その点で言うと、ケルピーはというと顔が怖い。
ドーベルマンか?と何度も聞かれたことがある。
そしてある女の子はスバルのことをオオカミ犬と呼び、ある男の子はチーター犬と呼び…やはり同じような印象を与えるのだろう。
唯一これがケルピーと山歩きする時に、気になるところ。

すれ違う相手に対する配慮は常に頭の中に置いておかなければならない。
その為に、どうすればいいか、考えていく。
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ドッグランとの決別

スバルがパピーの頃はよくドッグランに連れて行った。


社会性を身につけるためと、思いっきり走らせてあげるため。


ドッグランデビューは真狩の道の駅だった。

ちょうどフレンドリーなサモエドを2頭連れて来ている人がいて、遊んでもらうことができた。
よその子と交流するのは初めてで、こっちもかなり緊張したけど、スバルもかなりオドオドしていた。

何事も初体験は大事だと思うけど、スバルのドッグラン初体験はサモエド君達のお陰で良い印象のものとなった。
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ドッグランデビューを飾ってからは、社会性を身につける為にと、うちから20分程のドッグランの回数券を買ってよく出かけたものだった。

でも、だんだんと足が遠のき、結果的には回数券を使い切らないで全く行かなくなってしまった。


私のドッグランのイメージはワンコ達が仲良く、まぁ少しいざこざがあってもみんなでわーっと走り回るようなものだった。

だけど、そこは顔見知りの飼い主達が群れをなしてドッグラン内をぐるぐると歩き回りながら世間話に夢中。

よその犬にマウンティングしてようが、うんちしてようが、他の飼い主から指摘されてやっと気づくといった有様。
ワンコ達だって、別に走り回るわけでもなし、飼い主達の群れに付いて歩く程度。

なんだか、ここに来る意味ってあるのだろうかと疑問に。それなら近所の河川敷で琴と二人で思いっきり全速力で走る方がいいんじゃね?って思うようになった。



牧羊犬ケルピーとして生まれてきたスバルにとっての幸せはやはり自然の中を思いっきり走ることだろう。


そうだ!山だ!
山を歩こう!


ドッグランとの決別、それは私達がケルピニストとなった瞬間だった。
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オーストラリアンケルピー、耳を立たせるまでの道のり


オーストラリアンケルピーは立ち耳がかっこいい犬種だと思っている。
スバルの耳も生後3ヶ月くらいから立ち始めた。
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それがなぜか急に左耳がくた〜っとし始めて、あれれれれれ?
どうしてかなぁ。。。

ネットで調べると、立たないままの状態で軟骨が成長をやめると、一生垂れたままになってしまうこともあるみたい。
放っておけば、そのうち立つさと思っていたけど、これは何とかせねばと焦る。

検索してると、ドーベルマンの耳を立たせる方法が多くヒットしたので、それを参考に実践してみた。


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これは、発泡スチロールを芯にして、テーピングする方法。剥がすときに毛が抜けるのがかわいそうなので、あえて粘着力の弱いテーピングを使ってみた。

でも、これは失敗。
根元がきちんと上を向いていないので、外したら逆に耳が垂れてしまった。

そして別の方法にチャレンジ。

前回の失敗を活かして、あえて両耳ともテーピングし、2つをテープで繋いでみる。
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こ、怖い。。。
なんか、藁人形に釘を打ちつけそうな感じ。

この状態ではお散歩行けないな。

結局、呪いの藁人形バージョンも琴姉ちゃんと暴れてるうちに取れてしまって失敗。
なんとか立たせたい!!

またまたネットで検索。

すると、結束バンドを芯にして耳の内側にユートクテープで貼り付けるという方法を発見!
このユートクテープ、かなりの優れもので、全然剥がれる気配がない。
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結論。
耳を綺麗に立たせるには結束バンドとユートクテープ!

こうして紆余曲折を経て、とうとう私はスバルの耳をビシッと立たせることに成功したのであった!

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